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< 『LOVERS』を観て来ました。 )
金城武 、チャン・ツィイー 、アンディ・ラウと豪華出演陣で話題(?)の映画を観て来ました。

唐王朝衰退期の中国。捕吏の金(金城武)と劉(アンディ・ラウ)は“飛刀門”という反乱軍を一網打尽にするため、その初代指導者の実の娘らしき盲目の芸妓、小妹(チャン・ツィイー)をだまし、軍のアジトに案内させようとする。

十二国記好きな方、金城武 、チャン・ツィイー 、アンディ・ラウのいずれかを見たい方にオススメです。金城武扮する金が偽名を使ったとき「随風」と名乗るのですがコレが延王尚隆が市井を彷徨う時に使う偽名「風漢」と被るわけですが、そのときの出で立ちも長髪に後ろに束ねた髪や中国風の扮装なんてもう尚隆そのものです。これは一見の価値がありますよ!

と、いいつつも、映画としての評価は・・・ツマラナカッタとなってしまいます。




以下、ネタばれて言いたい放題...







まず辛いのがストーリーのショボイさ。前半部分は飛刀門という反乱軍と唐王朝廷の抗争を下地に派手なアクションと絢爛豪華な衣装がどわっと出てきます。はい、ここで勘違い生じちゃうの、ストーリーの入り口が壮大になりそうな予感をさせておいて、しかもアクション映画バリの展開、登場人物は遊郭でド派手に遊べる官僚(金城武、アンディ・ラウ)と初代指導者の実の娘らしき盲目の絶世の美女(チャン・ツィイー)。と、期待させておいて実は中央の朝廷の言いなりの地方小役人と飛刀門の歯車程度の扱いで実は目も見える女戦士の話なんです。盲目だと思ってた人が実は目が見えるんだよぉ~とドンデンガエシのつもりかも知れませんが、今までの設定をぶち壊しただけにしか見えません。

アンディ・ラウの役もすごい。金城武にチャン・ツィイーをたらし込むように命令しておきながら二人を3日間寝ずに監視しちゃうストーカーっぷり。しかも、5年間スパイとして役人に成りすまして元恋人であるチャン・ツィイーに手柄を見せるためにがんばったというおまけつき。セリフも5年間おまえを想い続けていたのにみたいな・・・。いや、一途でかわいそうな役なんだけど、アンディ・ラウの濃い顔でにらまれると怖くて・・・。

そして、最後の見せ場は金城武に誘われ飛刀門を抜けようとするチャン・ツィイー。それを(監視してたのか?)アンディ・ラウが嫉妬の炎をメラメラさせて金城武にやるぐらいなら俺の手で殺してやる!みたいな・・・もう、この辺になってくると3人の愛憎劇。前半の設定なんて殆ど忘れ去られます。そして、アンディ・ラウの飛刀を胸に受け血を吐き瀕死のチャン・ツィイー。チャン・ツィイーを迎えに来た金城武がついにアンディ・ラウと対峙します。すると、突然雪が降ってきます。戦いの中、10cmくらい雪が積もったり、瀕死のはずのチャン・ツィイーがまた復活したりと、やりたい放題。

アクションはかっこいいんですけどねぇ。(ツッコミどころは満載ですが。竹とか)

ということで、十二国記好きな方だけにお勧めの映画です。
by rhodem2go | 2004-08-30 15:55 | 観劇、鑑賞
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