東京も急に寒さを増しすっかり冬到来といった感じになってきました。そんな季節の変わり目にバリバリ南国ムードの「イントゥ・ザ・ブルー」もどうなんだってなワケで、奥さんご希望の「大停電の夜に」を観て来ました。
行ったのはいつもの近所のシネコン。奥さんは前回だか前々回に六本木ヒルズのシネコンに行ったとき食べたキャラメルのポップコーンが痛くお気に召したようで、近所のシネコンにはキャラメル味がなくてご立腹でした。それに作り置き時間が長かったのか味も微妙…。まあ、仕方なし。
クリスマスイブの夜、不倫関係を清算し、泣きながらホテルのエレベーターに乗り込む美寿々(井川遥)。エレベーターボーイで中国人研修生・李冬冬(阿部力)が彼女の顔を心配そうに覗き込んだとき、東京中のイルミネーションが消えはじめエレベーターも急停止した。
物語はアメリカのニューヨークをはじめとした周辺都市で実際にあった大停電のドキュメンタリーを元に、さまざまな登場人物やいろんな出来事をミックスしてちょっと心温まるストーリーに仕立てた感じ。
元々別々の逸話をつなぎ合わせているので、登場人物が集まったりすることに多少の無理を感じたが、個々の話に魅力があり長い時間も気にせず楽しめる。中でも面白かったのがエレベータでの掛け合い、声を出して笑いたかったのですが、周りはぜんぜんそんな雰囲気ではなかったのでいちおー自粛。あそこ笑いどころではない?(´・ω・`)それから、他とは絡みませんが、少年と少女(?)もいい味だしてます。
最後はややお定まりの〆でしたが、感じも良くちょっと長めな上映時間に目をつぶればおデートなどに最適な映画かと思いました。